トランプ大統領と高市総理との首脳会談についての記者会見の概要

令和7年10月28日、片山財務大臣兼内閣府特命担当大臣は、トランプ大統領と高市総理との首脳会談の記者会見を開催しました。この会見では、日米関税合意に盛り込まれたJBICなどによる5,500億ドルの対米投資について質問がかけられました。しかし、対米投融資の進展に関しては何もお知らせいただけませんでした。また、この投資枠組みでの具体的な案件の組成についてもいつ頃になる見込みはありません。

この他にも、金融政策について質問がありました。この質問では、トランプ大統領が昨日の日米財務大臣会談でインフレの期待を安定させ過度な為替レートの変動を防ぐ上で、健全な金融政策の策定が重要だと伝えたとのことについて尋ねられました。片山大臣は、トランプ大統領が直接的な話題にはならなかったと言いましたが、インフレ傾向や物価の問題がどのように影響するかについて一般論を述べました。

この他にも、株式市場について質問がありました。この質問では、昨日日経平均が5万円台を更新したことについて尋ねられました。片山大臣は、トランプ大統領が株価を気にする政権であるため、日経平均が5万円を超えておめでとうと述べました。また、サナエノミクス、アベノミクスではないが、こういった形でいい意味での評価という話題は一般的に出ていました。